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コラム

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つぶとこしの『コマ切れ東海道あるき旅』 文章担当の妻【こしあん】と写真担当の夫【つぶあん】。日頃まったく運動せず、極度の面倒くさがりである二人が、東海道五十三次を“コマ切れ”でゆるゆると歩きます。 ライター:こしあん

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【第七回】ようやく江戸を出る

1日目 日本橋~鮫洲 ⑤

「コマ切れ東海道あるき旅」連載一覧

http://womo.jp/column/index/series/8/

womoライターで寄り道担当の妻【こしあん】と、下調べと三脚担当の夫【つぶあん】。「あんこは、こしあんかつぶあんか」のような、ある意味どうでもいいけれど永遠のテーマを時おり議論しながら、東海道五十三次を“コマ切れ”で歩きます。お供は磐田市イメージキャラクター「しっぺい」です。日頃まったく運動せず、極度の面倒くさがりである二人が、どこまで頑張れるか、どうぞ笑いながら見守ってください。(筆者:つぶとこし)

第七回 ようやく江戸を出る

休憩により体力と気力が7割くらい回復したものの、敵(って何だよ!)の攻撃による【生命力減少の呪文】は解けておらず、ちょっと歩き出すとすぐに疲れてしまう……。

大門駅を出発してほどなく、首都高の高架下を流れる古川に『金杉橋』が架かっています。ここがちょうど江戸から一里(約4km)にあたるそうです。
ってまだたったの4kmかよぉぉぉ(+o+) こんなにクタクタなのに、かなり歩いた気がするのに、まだ4km? たった4kmで連載7回もひっぱっちゃって、なんか、すいません……。



金杉橋のあたりは江戸有数の漁村で、カレイや黒鯛などの江戸前の魚を江戸へと供給していたそうです。
また、流刑者を島へと送る船が出ていた場所でもあります。

ここから1kmちょっと歩くと、『江戸開城 西郷南洲 勝海舟 会見之地』碑があります。
1868年、倒幕のために江戸へと向かった西郷隆盛率いる新政府軍。幕府の陸軍総裁・勝海舟は、江戸を戦火から守るために無抵抗で江戸城を明け渡しました。いわゆる世に有名な「江戸城無血開城」です。結果的にこれが国力を守ることとなり、日本は西洋列強の植民地になるのを免れました。
その話し合いが行われたのがここ、薩摩藩蔵屋敷跡なのです。


敵同士でありながら、お互いを認め合っていたからこそできた、ギリギリの交渉。国の将来を考え、広い視野で将来を見通し、命がけで二人が下した決断。それがあるからこそ、今の平和な日本があるのですね。こうやって自由に旅ができるのは、彼らのおかげと言っても過言ではないのです。彼らに深く敬意を表しながら、歩みを進めます。

と、ここで思わぬトラップ! 事前に調べていたので罠にはまることはありませんでしたが、ここ『札の辻』交差点は歩道橋でないと渡れないのです。間違った道に進んでムダな体力を使わずに済みました(^o^) ふ~、あぶない、あぶない。

▲歩道橋の上からは東京タワーが見えます。歩道橋の上ってなんか気持ちいいいですよね


トラップをくぐり抜けると、おばあさんを背負った銅像が目に入ってきました。
「笹川良一……? はっ、もしや【一日一善】!」

▲みなさん【一日一善】してますか~?


お若い方はご存知ないと思いますが、1970~80年代に、夢に見るくらい何度も何度も流れていたあのCM。「戸締り用心 火の用心~♪」の歌声と共に、大人気だった相撲取りの高見山やチンパンジー(?!)が、街を掃除したり、お年寄りの肩をたたいたりするアレ。最後は「一日一善!」で締めくくられる、日本船舶振興会のCMです。たしか曜日ごとに違う内容だったはず。「一日一度は良いことを、げんげん元気な月曜日~♪」みたいな。
げんげん元気に旅を続けましょう。

そして5分ほど歩くと、『高輪大木戸跡』の石垣が見えてきます。都心で江戸を感じられる数少ないスポットです。


江戸の治安維持のために築かれた石垣で、夜は門を閉めて通行できないようになっていました。江戸の入口だったということで、旅人の送迎もここで行われていたそうです。


ということは、私たちまだ江戸を出ていないのに、こんなに疲れちゃってるんですね(>_<)

ここから品川まではあとほんの少し。5分おきくらいに、道の端っこの柵などに寄り掛かったり座ったりしながら、なんとか品川駅に到着!!! 見慣れた景色が涙でにじんでいるよ……(;_;)


しかし、品川宿はここよりさらに500mほど先にあります。品川宿の詳しい内容については次回、たっぷりお届けします。

つづく

【つぶとこしがこれまで歩いたルート】

連載履歴



「コマ切れ東海道あるき旅」連載一覧

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2015/10/21

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