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絶妙なバランス感がカッコいい! テンセグリティ構造のサイドテーブルをDIY

絶妙なバランス感がカッコいい! テンセグリティ構造のサイドテーブルをDIY

まるで宙に浮いてる? テンセグリティ・サイドテーブルの作り方

不思議なバランスがSNSでも話題!『テンセグリティ・サイドテーブル』

そこだけがまるで無重力になったかのような「テンセグリティ構造」。テンセグリティ(tensegrity)とは、Tension(張力)とIntegrity(統合)を掛け合わせた造語で、物体が直接触れることなく、チェーンやワイヤーで絶妙なバランスでつながれている構造体のこと。SNSでも話題になっているこの不思議な構造で、サイドテーブルづくりに挑戦してみよう。基本的にはパーツを組み立てていくだけの作業工程で、初心者でも簡単にできる。注意するのは、材料のサイズやネジ留めの位置、接着の角度を正確にすること。ねじや“よーと”の下穴も、きちんと印を付けてからあけるようにして。チェーンの長さは好みで調整を。土台と天板を丸形にアレンジしてもOK。

使ったのはコレ



●エゾ松材 1820×24×24mm 650円
●MDF 600×450×5.5mm  548円
●カラーマンテルチェーン 黒 R-IM20E(切売) 1mあたり630円
●金ブロンズよーと 16mm 6個入 178円
●木ダボ バラ8×20mm 5円
●オールドウッドワックス350ml ウォルナット 3,280円
●マットペイント0.2L ブラック 1,180円
●大西 六角軸ダボギリ 8.0mm #22  768円
●スリムねじ 小箱 3.3×45 598円
●スリムねじ 小箱 3.3×30 598円
●ウッドパテ タモ白 120ml 598円
●ゴリラ 木工用強力接着剤NO1773 118ml 948円
●ドリルドライバー、サンダー、差し金、止型スコヤ、ウエス、スポンジ、刷毛、ダボ切鋸、瞬間接着剤、ドライバー等

※最寄店舗に掲載商品がない場合は、取り寄せにて承ります。
※掲載価格は変更となる場合がありますのでご了承ください。


【材料サイズ(見本)】
・エゾ松 1820×24×24mm
(A) 248×24×24mm 4本
(B) 200×24×24mm 8本
(C) 40×24×24mm 4本

・MDF 600×450×5.5mm
248×248×5.5mm

・カラーチェーン
(長) 約300mm 4本
(短) 約100mm 2本
(好みのテーブルの高さになるように調整)

・ダボ(8×20mm) 8個
・よーと 12個

【1】材料を加工する


図1


図2


サイズにカットした(A)に、ねじを入れる位置に印を付け、下穴をあける。(図1、図2参照)

【2】枠を組み立てる


図3


(A)2本と(B)2本を使い正方形の枠にする。これを2セットつくる。(A)の柱のネジどめ位置は、上枠と下枠で左右が逆になるので注意して。(図3参照)

【3】柱を組み立てる




図4


図5


(B)の4本にダボギリで穴をあけ、ダボ穴からスリムねじ30mmで(C)を直角に留める。(B)の穴に木工用接着剤を垂らし、木槌で叩いてダボを入れ、はみ出た部分をダボ切鋸で切り落とす。これを4セット組み立てる。(図4、図5参照)

【ポイント】

ねじでとめる時は、(C)と同じ高さの端材を下に置くと安定する。


【4】面取りをして塗装する




サンダーで全てのパーツを面取りしたら、オールドウッドワックスで塗装する。オールドウッドワックスは一面塗るごとにウエスで拭き上げる。MDFは、ハケを使いマットペイントで塗装する。

【5】枠と柱を組み立て、天板を接着する



枠の(A)に、柱の(C)の向きが左右で逆になるように取り付ける。この時点で傾いていると、チェーンを付けた時にうまく立たなくなるので、枠と柱が直角になっているかよく確認を。これを2セットつくり、上枠にMDFを接着してテーブルの天板をつくる。木工用接着剤と瞬間接着剤を併用すると接着時間を短縮できる。

【6】よーと、チェーンを取り付ける


図6


よーとを取り付ける位置に印を付ける。よーとは、ある程度手でねじ込んだら、最後はドライバーの軸を利用して、テコの原理で固く締める。よーとにチェーンを取り付け、土台と天板をつなぐ。(図6参照)

【7】テンセグリティ・サイドテーブルの完成


ワンポイントアドバイス!

仕組みがわかったら、オリジナルにも挑戦

テンセグリティ構造は張力を利用して宙に浮いたように見せる不思議な造り。今回は上材と下材をチェーンでつないだが、紐や糸を使ったり土台と天板の形を変えてつくったりと、オリジナルにも挑戦してみよう。

ねじを隠してきれいな仕上がりに

接合面にねじが見えるのが気になる時に使える「ダボ埋め」。ダボ埋めは、ねじを入れた穴にダボを入れはみ出た部分を切ることでねじ頭を隠すという小技。ひと手間加えるだけで綺麗な仕上がりに変わるので、つくる過程や材料に合せて試してみて。

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更新日:2024/1/15

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