WOMO

中部電力
Original

ラブコメの素晴らしさを再確認した2020年

筆者:こしあん
映画・海外ドラマ、Bリーグ、読書、お笑い、カメが大好き。
特技はイントロクイズ(80年・90年代ソング限定)。
怖がりのくせにホラーとミステリーが大好きで、生まれ変わったらFBI捜査官になりたい。
休日にどれだけ家にこもっていてもまったく苦にならない超インドア派。
ゆる~い解説で好きな映画(ときどきドラマ)を紹介していきます。

一富士 二鷹 三パク・ソジュン

あけましておめでとうございます。
駄文まみれのこのコラムも、おかげ様で5年目に突入しました。ありがとうございます!
今年もステキな映画・ドラマをジャンジャンご紹介していきたいと思います。

さて、自分でもビックリするほど韓国ドラマや映画にハマった2020年。年が明けても絶賛継続中であります。
【マイときめきランキング】第3位に突如現れたパク・ソジュン。1位藤井フミヤと2位レオナルド・ディカプリオは殿堂入りのため、実質現在1位となっております。

そんなパク・ソジュンの魅力全開のドラマを2本、ご紹介します。

『彼女はキレイだった』(2015年)

パク・ソジュンは、『梨泰院クラス』でのイガグリ頭のセロイ(四千頭身・後藤ヘア)の印象しかなかったので、最初は違和感がありましたが、このドラマでは茶髪のさらさらヘアがカッコよすぎて完全にキュン死しました。
ツンデレキャラがたまらんのです。

勘違いというか嘘からのすれ違い四角関係が、どうなるの? どうなるの? とドキドキ楽しい。そして、せつない!

まず、ファン・ジョンウム演じる主人公の女性が、見た目もイマイチで就職もなかなかうまくいかず、でも明るくて前向きで、心優しいお人好しっていう設定が好み。
最初は騒がしいキャラがサムくて見てられなかったけど、展開が面白いのでちょっと我慢していたら、すぐに慣れました。ここでくじけないでよかった……。

基本はラブコメですが、出版社が舞台なのでお仕事ドラマとしても面白いし、覆面作家TENや会長の息子が誰なのかという謎を、ヒントを出しながらも上手にミスリードしていて、これはやられましたね!

韓国ドラマを観ていると、公園とかの屋台みたいなところで飲むシーンが多いのですが、それがすごくいいんですよね~。

image-41415-0

関係性、肩書き、見た目、思い出といったものを取っ払って、一人の人間としてその人を好きになる、ということがちゃんと描かれていて、グッときました。

物語の一つのテーマにもなっていますが、主人公だけではなく、周りの人にもスポットを当てて、丁寧に描いているところも好き。
自分を脇役にしてしまうのは、自分自身なんだと。もっと自信を持って生きていいんだと教えてくれる。

笑えて泣けてキュンとなって、最後はとっても幸せな気持ちになる。

韓国ドラマ、本当にスゴイなぁ。面白すぎてイッキ観しちゃう作品ばっかり。
1日24時間じゃ足りません!

『彼女はキレイだった』は、Netflix、Amazon prime、hulu、U-NEXTなどで配信中です。

『彼女はキレイだった』公式サイト

『キルミー・ヒールミー』(2015年)

私のようなR40世代は、三上博史が多重人格者を演じたドラマ『あなただけ見えない』を思い出す人も多いはず。
主人公、どことなく三上博史っぽいし!
三上博史、綾野剛、GACKT、稲垣吾郎をブレンドしたようなお顔立ち。

いくつもの人格に苦悩する主人公を演じたチソン。韓国ドラマ初心者なもので、初めましての俳優さんでしたが、人格の演じ分けがスゴい! 表情とか話し方とか仕草とか、完璧に別人になってます。

ヒロインは『彼女はキレイだった』と同じファン・ジョンウムで、相変わらず最初はギャーギャーうるさくて、「あ、ダメかも」って思ったけど、ちょっと我慢してたらまたすぐ慣れました。
泣きながら怒ってそのあと安心してまた泣くっていう演技がむちゃくちゃ上手い。毎回もらい泣きします。

はい、そしてパク・ソジュン。今回はとてもコミカルなキャラ。どんな役でもこなせちゃうパク・ソジュン。最高です!
ファン・ジョンウムの双子の兄役なので、あんまり絡んで来ないかなぁと思いきや、かなり重要な役どころでした。
すげーせつねぇよぉ……愛が深いよぉ。
生まれ変わったら、パク・ソジュンの妹になりたいです……。

image-41415-1

幼少期の辛い過去や多重人格などヘビーなテーマながら、コミカルにテンポよく笑わせ、そしてちゃんと感動させる。なんて素晴らしいんだ韓国ドラマ!

散りばめられた伏線、見事に回収されるし、起承転結の「転」からがさらに面白くなっていく。
むちゃくちゃ泣いたよ。本当にいいドラマでした。
パク・ソジュンとファン・ジョンウム兄妹の父ちゃん母ちゃんがすっごく良い人たちで、お金持ちの財閥は「それでも人間かッ!」というほど身勝手で非情。
韓国ドラマは、家族の対比が上手いですね。

しばらくラブコメというものから遠ざかっていたのですが、韓国ドラマに出会ったことでその良さを再確認し、噛みしめております。

ドラマや映画って、家にいながらにしてボタンひとつで手軽に楽しめる、一番身近なエンターテインメント。
現在・過去・未来、世界中のいろいろな人の喜怒哀楽を疑似体験することができ、生きていくうえで大切なことを教えてくれる教科書でもあります。

経験したことのない不安や緊張感が続く今。なんとか気持ちを保っていられるのは、こうしたエンタメの存在も大きいなぁと思っています。

『キルミー・ヒールミー』は、Netflix、Amazon prime、hulu、U-NEXTなどで配信中です。

『キルミー・ヒールミー』公式サイト

そのほかの映画コラムはこちら

更新日:2024/3/28
コラムシリーズイメージ

WOMOシネマ伝道師こしあんの『ぐるぐるシネマ迷宮』 筆者だけの思い出調味料満載の懐かし作品から、あまり共感を得られないようなディープな作品まで、密かな魅力いっぱいのシネマ迷宮へようこそ。出口はたくさんあります。

よみものシリーズ