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【ゼダーバーグ コーヒーバー(ZEDARBERG COFFEE BAR) 杉山珈琲店】イギリスのパブをイメージした“映える”コーヒー店が10/8(木)にオープン

静岡市駿河区新川に「ゼダーバーグ コーヒーバー(ZEDARBERG COFFEE BAR) 杉山珈琲店」がオープン。イギリスのパブをイメージした店内には、アンティークの家具が並ぶ。オーナーの杉山さんに、お店への想いを伺った。

10/8(木)OPEN! カフェ・新川「ゼダーバーグ コーヒーバー(ZEDARBERG COFFEE BAR) 杉山珈琲店」

「ゼダーバーグ コーヒーバー(ZEDARBERG COFFEE BAR) 杉山珈琲店」は古き良きイギリスのパブをイメージ

南幹線沿いにオープンした「ゼダーバーグ コーヒーバー(ZEDARBERG COFFEE BAR) 杉山珈琲店」。店内をのぞいてみると、あまりにもおしゃれで驚く。アンティークのインテリアに、やさしい灯り。だからといって、決して堅苦しい感じではなく、不思議と落ち着く雰囲気。

雰囲気がおしゃれとあって、Instagramを通じて来店するお客さんが多い。杉山さんは一人ひとりに丁寧に応対していく。コーヒーを淹れている間、店内写真を撮っているお客さんには、写真撮影用にカップもさりげなく代えてくれる。
「お客さんに自由な感覚を感じてもらいたいので、テーブルや椅子の形状はわざと変えてあります。飲食だけでなく、楽しんでもらえたらなと思い、写真映えするコーナーを設置。定期的に設置家具を変えていくつもりでいます」。

杉山珈琲店 ゼダーバーグ コーヒーバー、静岡市駿河区

「ゼダーバーグ コーヒーバー(ZEDARBERG COFFEE BAR) 杉山珈琲店」はフリーWi-Fiや電源も完備

一人で営業しているので、料金は先払い制。はじめにカウンターでメニューを注文してから席につこう。お店の使い方はさまざまで、フリーWi-Fiの用意も。カウンター席には電源も用意されているので、パソコンを持ち込んで仕事をしたり、勉強場所として使ったりしてもよさそうだ。
コーヒーは香り高い炭火焙煎の豆を仕入れ、ケーキや焼き菓子なども提供。コーヒーはマグカップにたっぷりサイズで用意してくれる。「酸味は苦手」「苦いのは苦手」「量は少なめで」「ミルクはたっぷり」など、要望があればできる限り応じてくれるそうだ。
コーヒー豆は、オーダーを受けてからその都度挽き、一杯一杯ハンドドリップで淹れてくれる。湧き立つコーヒーの香りと、静かな音楽を感じながら待つ時間は、時がゆっくり流れているような感じがする。
店名の「ゼダーバーグ(ZEDARBERG)」は、「杉山」をドイツ語表記し、それを英語読みしたもの。「“ゼダバ”と呼んでもらえたら嬉しいです」と話す。

杉山珈琲店 ゼダーバーグ コーヒーバー、静岡市駿河区

「ゼダーバーグ コーヒーバー(ZEDARBERG COFFEE BAR) 杉山珈琲店」はオーナーの祖父母宅だった商店をリノベーション

「ここはもともと祖父母が住んでいた家。6年前に空き家になり、[杉山商店]という雑貨屋だった場所を有効活用できないかと思い、コーヒー店を始めることにしたんです」。
この家は、戦後すぐ、杉山さんのお祖父さまが大工だった親戚と一緒に自ら建てた家。土間のスペースで昔ながらの雑貨店を営み、奥が住宅になった、いわゆるよくある民家の造りだ。縁あって知り合った「あすなろ設計事務所」に設計を依頼し、1945年以前のイギリスのパブをイメージして設計してもらった。

「あすなろ設計事務所」の坂口さん曰く、「杉山商店の時代から残されている、年月をかけて剥げてきた床の雰囲気を残し、時代、世代、業種が変わっても、それまで歩いてきた人の温もりを生かした空間にしたいと思い、設計しています。店内はミニマムにし、オーナーの温和な人柄と、コーヒーを淹れてお出しするまでの時間を愉しめる場所に。また、経年変化による和の落ち着いた雰囲気と繋がった雰囲気にしました」。
奥の自宅の玄関が窓ガラス越しに見えるようになっていて、なんとなく昭和の雰囲気が見え隠れする。二つの雰囲気は、本来なら全く異なるもののはずだが、不思議とマッチし、それがこのお店の「何となく居心地がいい」をつくっているのではないだろうか。

杉山珈琲店 ゼダーバーグ コーヒーバー、静岡市駿河区

「ゼダーバーグ コーヒーバー(ZEDARBERG COFFEE BAR) 杉山珈琲店」は地域の居場所になれる存在を目指す

静岡生まれのご両親の転勤先で生まれたので、出身こそは北海道の杉山さん。一時期東京にいたこともあるが、静岡に戻ってから、さまざまなジャンルの仕事を経験し、見識を広めた。その中で感じたのが、「人々の居場所」となる存在。1Fの店舗スペースを、当初、イベントスペースにして使ってもらえたらと考えるようになったという。それなら何か飲みものくらい提供する場所にしようと思い、コーヒーのことからカフェ経営などについてまで勉強。2020年3月に勤務先を退職し、6月からオープンするつもりで準備をしていたが、新型コロナウイルスの影響でオープンは10月になったという。
「新型コロナウイルスの影響で、今、経済の先行きは不透明になってしまいました。ただ、どんな状況であっても、楽しく、明るく、希望を持って生きていってほしい。そんな現代を、アンティークな古い内装にすることで、古き良き時代に思いを馳せ、ゆったりとした音楽が流れる中で、それぞれの“居場所”になっていけたらと考えています」。
店舗の奥の黒いカーテンの奥は、実は民家の和室が隠れている。「ここを音楽、演劇、個展、映像などといった芸術・アートに使ってもらってもいいし、英会話教室を開いてもらってもいいなと思っているんです」。
ただのコーヒー店では終わらず、何か新しいものが生まれそうな場所だ。「近々、アパレルをスタートする予定です。北海道出身なのでアイヌ模様とお店のロゴが入ったTシャツなどを企画しています」。今後の「ゼダーバーグ コーヒーバー(ZEDARBERG COFFEE BAR) 杉山珈琲店」の展開に、注目していきたい。

【MENU】 ※ドリンク・ケーキともにテイクアウトも可能 ※メニューは変更になる可能性あり
●ホットコーヒー……500円
・サントス ニブラ 極深 中挽き(細挽きあり)[ブラジル]
・サントス ニブラ 中挽き(細挽きあり)[ブラジル]
・コロンビア スプレモ 中挽き[コロンビア]
・マンデリン 中挽き[インドネシア]
・モカ 中挽き[エチオピア]

●カプチーノ(濃さ選べる)……400円
●エスプレッソ(濃さ選べる)……400円
●紅茶(ロイヤルブレンド)……400円

●アイスコーヒー 極深……500円
●アイスコーヒー……500円
●アイスカフェラテ(濃さ選べる)……400円
●アイス紅茶(ロイヤルブレンド)……400円

●ケーキ……500円
・ガトーフロマージュ
・木苺のミルフィーユ
・ガトーショコラ
・抹茶のミルクレープ
●ケーキセット(ケーキ+飲み物)……800円


「ゼダーバーグ コーヒーバー(ZEDARBERG COFFEE BAR) 杉山珈琲店」の詳細はwomo店舗ページをチェック

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紹介スポット

静岡市駿河区

ZEDARBERG COFFEE BAR 杉山珈琲店

古いイギリスのパブをイメージした写真映えするコーヒー店

更新日:2020/11/9
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