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【man's Vision】株式会社アースシフト 専務取締役 近藤大智さん

今回は特別編として今注目の男性にスペシャルインタビュー

地域経済を元気に、社員に活力を!アイデアと行動力で働きやすい会社に

株式会社アースシフト 専務取締役 近藤大智さん

静岡市葵区出身。工業高校、土木の専門学校を経て、清水区の建設会社に入社、現場の経験を積む。2008年、家業の(株)アースシフトに入社。2013年、専務取締役に就任。橋梁の点検・調査、補修を行う新規事業部の責任者として全国を飛び回る。さまざまな福利厚生イベントも手がける中、2020年、同事業部の社員とともに「#タッパーイーツ」を始める。

「# タッパーイーツ」はこんな取り組み

静岡の飲食業を応援する、独自のテイクアウト企画。週に一度、社員約80人分の一品料理を会社から飲食店に依頼、不要不急の外出を自粛する社員への労いの思いも込め福利厚生の一環として無償支給する。料理は会社が用意したタッパーに入れて支給することで、飲食店の容器代の負担や家庭ゴミ削減にも対応する。


【みんなが嬉しいメリット】
《飲食店》一括販売で売上増、フードロス削減、容器代削減
《社員》美味しい料理で家族団らんへ、調理時間の短縮
《会社》社員のモチベーションアップ、地域経済への貢献

飲食店支援と福利厚生で新たな取り組みを生み出す

総合建設業の弊社は、コロナ禍で大きな影響は受けなかったものの、地域の飲食店の深刻な状況に、心を痛めていました。そんな中、地元企業として、飲食店の応援ができないかと「#タッパーイーツ」をスタートさせました。
これは、毎週月曜日に社員分の料理を飲食店に注文し、会社で用意したタッパーに詰めて、福利厚生の一環として無償支給する取り組みです。飲食店の応援はもちろんですが、外出を控えて協力してくれている社員にプロの味を楽しんでもらいたいなと。社員や社員の家族からは、「月曜日が楽しみになった」「おかずが一品増えて助かっている」など嬉しい声も届いています。実際に月曜日は家族と食事を楽しむ人が増え、残業も減ったんですよ。
個人でテイクアウトをして飲食店を応援するのにも限界があります。しかし、仮に1品500円の「#タッパーイーツ」を週に1回、従業員80名の企業が100社取り組むことで、1か月で1600万円、年間で約2億円もの経済効果になる。現在は賛同企業も増え、100余人分の料理を注文しています。今後もさらなる広がりが生まれるよう、インスタグラムなども活用しながら情報発信をしていきたいです。

誰もが活躍できる〝クールな建設会社〞を目指す

今回実施している「#タッパーイーツ」は、静岡市の推奨するSDGsの一環として、持続的に取り組むことを目指しています。テイクアウトの需要が増えてきた中、課題となっているのがゴミ問題。会社でタッパーを用意することでゴミを減らし、事前に一定量を予約することでフードロスの削減にも繋げています。
SDGsにはジェンダーフリーの考え方もあるように、弊社では誰もがやりがいをもって働ける職場の実現を目指してきました。それは、男性の職場と思われがちな建設業界で、女性が活躍しやすい環境を整えるということでもあります。実際に弊社では、未経験で入社した女性社員が、データ管理やCADなどを使いこなして活躍しています。基本的には経験、性別を問わず人材を募集しており、「この会社で働いてみたい」という思いをまず尊重します。「それならこれを任せよう」と仕事とマッチングすることで、得意分野を活かして新しいフィールドで活躍してもらえます。
弊社の強みは、柔軟かつスピーディに取り組むこと。実は、「#タッパーイーツ」を短期間で実現できたのは、県外出張を自粛していた行動力のある営業社員のおかげ。最近では、顔認証で体温測定・勤怠管理ができるシステム(P.5に掲載)を導入するなど、時代に合わせた取り組みもどんどん始めています。良いと思ったものは、社外にも発信してムーブメントを作る。これからも社員達と一緒に〝クールな建設会社〞を目指したいですね。


1983年創業の総合建設業。地域密着の土木・建築工事を中心に、不動産、農業法人と事業は多岐にわたる。また「静岡から全国へ」をスローガンに、インフラ保全事業、建設コンサルタントとして全国区で活躍する。現在社員は80名超。コロナ禍では学校や医療機関へのマスクの寄付、社員の出退勤管理と同時に体調管理を行うシステムの導入等、従業員と地域の安心・安全を守るため、迅速・柔軟に対応している。

静岡市葵区山崎2-17-16

電話

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更新日:2020/6/23

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