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Woman’s File 静岡の輝く女性をクローズアップ。「リアルライフ」が、働く女性の魅力に迫る『Woman’s File』としてリニューアル!仕事もプライベートも自分のやり方でチャンスを掴み夢をカタチにした女性たちの体験談は、あなたが夢を実現するための原動力になるはず。 ライター:womo編集部

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【Woman's File】大石農園 谷口恵世さん

働く女性の魅力に迫る『Woman's File』。womo1月号掲載の女性をご紹介

谷口恵世さんにインタビュー

大石農園 エレガントファーマー® 谷口恵世さん

牧之原市出身。大学では経済学を専攻。卒業後、実家の農作業を手伝いながら、ゴルフ場の受付や司法書士事務所での事務などに従事。結婚を機に、ご主人とともに本格的に就農する。2016年、家業を継ぎ法人化、代表取締役となる。同時に「エレガントファーマー®」を商標登録。農業の魅力を伝える活動も行う。


何ごとにも積極的に挑戦し “農業は美しい” を体現する

当たり前のように選んだ “実家の農業” という職業

株式会社大石農園は私の実家。子どもの頃は両親が農家ということが恥ずかしいと思う時もありましたが、自分もいずれ農業をやるものだと思って育ちました。学費や仕送りの心配なく過ごした大学時代には、両親がやっている農業は、経済的にも成り立つ誇りある仕事だと思うようになりました。さらに、大学で経済を学ぶことで、自分でも農家経営ができると確信を持ち、企業には就職せず実家の農業を手伝いました。安定して収入を得るためには規模拡大は必須。私が跡を継いだら早いうちに法人化しようとも考えていました。社長になりたいという私の夢も叶えたかったし(笑)。両親が作っていた作物はしっかり受け継ぎつつ、その他の品目も徐々に増やし、海外からの研修生も受け入れています。今は経営的な仕事の方が増えてきましたが、やっぱり一番楽しいのは、農作業で土に触れている時間ですね。ただ、自分が就農して改めて感じたのは、職業としての農業の人気のなさ。幸い、農業法人の女性社長はまだ少なく、何かと話題にしてもらえるので、農業のきつい、汚いという世間の意識を少しでも変えたくて、「エレガントファーマー®」を名乗るようになりました。

「エレガントファーマー®」に込められた、様々な思い

「エレガント」と聞くと「優雅」「上品」といった表面的なイメージを思い浮かべる方が多いと思いますが、本来は、もっと精神的な美しさの意味合いが強いんです。フランスでは人を形容する最上級の言葉として使われるそうです。人の生活に欠かせない食べ物を生み出すのが農業です。土に触れて農産物を作ることは、とてもエレガントな美しい行為。だから、「エレガントファーマー®」なんです。これからは、私の思いに共感してくれる仲間「トロピガール」と一緒に、 “まずやってみる” の精神で、様々な活動を考えています。その基盤となるのは、やはり自社の農業。持続可能な農業を目指して、新しいことにチャレンジすることで、農業の発展に貢献したいです。その一つが、他の農家さんと情報共有しながら栽培しているアボカド。木で熟したアボカドの美味しさを、みなさんに知ってもらえるよう「静岡県産アボカド」を市場に流通させたいですね。

谷口さんのTurning Point

《0歳》農家の次女として誕生する

子どもの頃からよく両親の手伝いをして、生活のなかに農業があるのは当たり前だったという。今でも農作業をしている時が、一番楽しいそう。


《28歳》新たな作物を手がけ始める

就農してご主人と初めて手がけたのがとうもろこし。自ら育て、収穫し販売まで行った。その後も、オクラや白ネギなど栽培品目を増やしていく。


《38歳》法人化に向けた準備を始める

静岡県が主催した「アグリトップビジネスマネジメント講座」に参加。法人化に向け、自らの意識改革を行うとともに、人脈の大切さを学んだ。


《41歳》トロピガールとの出会い

静岡の農業を盛り立てる仲間と、勉強会や加工品の製造・販売も手がける。メンバーにはOLや主婦も。エレガントファーマー®の輪が広がっている。

お仕事風景

ご両親が手がけていた米、お茶、レタス、みかんに加え、今はとうもろこし、白ネギなど、栽培品目を増やしている。特にアボカドとパッションフルーツの栽培は、谷口さん自ら管理。収穫量を増やす栽培方法を模索し、静岡産の市場流通を目指している。

2018/12/18

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