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womoシネマ伝道師こしあんの『ぐるぐるシネマ迷宮』 筆者だけの思い出調味料満載の懐かし作品から、あまり共感を得られないようなディープな作品まで、密かな魅力いっぱいのシネマ迷宮へようこそ。出口はたくさんあります。 ライター:こしあん

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【第14回】ゆるくたっていいじゃない! 80年代アメリカ映画3選

完璧じゃないところがたまらなく心地良い

筆者:こしあん
映画・海外ドラマ、読書、お笑い、カメが大好き。特技はイントロクイズ(80年・90年代ソング限定)。
怖がりのくせにホラーとミステリーが大好きで、生まれ変わったらFBI捜査官になりたい。
休日にどれだけ家にこもっていてもまったく苦にならない超インドア派。
ゆるい解説と小学校から上達していないイラスト(ときどき)で、好きな映画を紹介していきます。

80年代アメリカ映画3選

2016年1月10日に69歳で亡くなった、イギリスの大スター、デヴィッド・ボウイ。

ミュージシャンでありながら、『戦場のメリークリスマス』『バスキア』など多数の映画にも出演しています。
先日、ちょうど深夜に『ラビリンス/魔王の迷宮』がテレビで放送されていたので観てみたのですが、デヴィッド・ボウイの魅力はもちろんのこと、「80年代のアメリカ映画って、こんな感じだったなぁ」と、ノスタルジックな想いがこみあげてきました。

というわけで、今回は、アラフォーのツボをつんつんとくすぐられる、【80年代アメリカ映画3選】をお送りします。

ラビリンス/魔王の迷宮(1986年)

主人公は「ラビリンス」という本が愛読書の空想大好き少女・サラ(ジェニファー・コネリー)。継母と実父が外出するために、まだ赤ちゃんの異母弟・トビーの子守を押し付けられ、泣きやまないトビーにうんざりして、「ラビリンス」に出てくるおまじないを唱え、「この子をどこかへ連れ去って」とお願いしてしまいます。

そして、サラの言葉を聞いた、ゴブリンの世界を支配する魔王・ジャレス(デヴィッド・ボウイ)が、トビーを自分の城へとさらってしまう。13時間以内に迷宮を抜けて城へたどり着き、トビーを連れ戻さなければ、トビーはゴブリンに変えられてしまうというから、さぁ、大変! サラはトビーを救うために不思議な迷宮へと向かい、途中で出会う迷宮の住人たちに助けられながら、魔王の城を目指します。


ジェニファー・コネリーが初々しくてかわいいのよね~。「ラックス・スーパーリッチ」でおなじみの、まゆげが凛々しい女優さんです。


この映画は、主人公と魔王以外はほとんどマペットが演じているのが面白いところです。
気持ち悪いゴブリン、毛むくじゃらの怪物、騎士気取りの犬などなど、楽しいキャラクターがいっぱい出てきます。
ドアノッカーがキャラクター化されていたりして、まるでディズニーランドにでもいるみたいな気分に。
罠や魔法をくぐりぬけ、城を目指すプロセスは、ゲーム「ゼルダの伝説」のようでもあり。
随所に哲学的な表現がちりばめられていて、「ほほう」と唸ります。

でも、映像の合成はびっくりするくらいチープで、だけど逆にそれが清々しくて良いのです。
バレバレの合成を受け入れる楽しさ。

私が一番笑ったのは、サラが助けるルドというオランウータンみたいな怪物の特殊能力。
雄叫びをあげながら、どこからか岩を呼び寄せて、操ることができるんですよ。
これって、地味だけど最強じゃん! って思いました。
この能力ほしい……

グーニーズ(1985年)

私が最も好きな80年代ムービーです。思い出調味料たっぷり。
【愛】と【勇気】と【友情】と【冒険】がギッシリつまった、少年ジャンプみたいな映画。

CG技術の発達した現在からすれば、この映画の技術はとてもチープかもしれませんが、宝物を探してさまよう洞窟内のさまざまな罠や、データという男の子の手作りアイテムが面白いので、飽きることなく楽しめる、名作中の名作です。

子どもの頃、テレビ放映されていたものをビデオテープに録画し、何度くりかえして観たことか。
日本語吹き替えだったので、セリフもそらで言えるくらいです。

私の大好きなシンディ・ローパーが主題歌を歌っているのも◎!!!

ちなみに主役のショーン・アスティンは、映画『ロード・オブ・ザ・リング』のぽっちゃりホビット役や、ドラマ『24』にも出演していて、当たり前ですがだいぶオッサンになってしまっていて、懐かしさと共にちょっぴりショックを受けたものです……自分もそれだけ年をとってるんですけどね……。

当時、この映画のゲームをファミコンでやっていたのですが、映画の世界観が実にうまい具合にゲームで再現されているんです。あのファミコンのドット絵で、ですよ!
音楽もちゃんとシンディ・ローパーの曲がアレンジされて使われています。
最後までクリアできた時のラストシーンがまたうつくしくてね~。ドット絵なのに!
部活で突き指したのに、ゲームやってましたからね、私。それくらい夢中になっちゃうゲームなんです。

先日、静岡朝日テレビの「ピエール瀧のしょんないTV」で、ハリウッドザコシショウと広瀬アナが“100時間耐久ファミコン”をやっていましたが、グーニーズのゲームならクリアできる自信アリアリです!!!

あーーー、映画の話よりもゲームの話で盛り上がってしまった……。

映画には、当時大好きだった子役のコリー・フェルドマンが出演しています。
『スタンド・バイ・ミー』や『13日の金曜日』、このあと紹介する『グレムリン』などにも出演し、かなりの売れっ子でしたが、ハリウッドの子役にありがちな、“おくすり”中毒に苦しみ、フェイドアウトしてしまいました……残念。

グレムリン(1984年)

子ども向けのクリスマス映画っぽいのに、実はブラックジョークたっぷりのパニックコメディ。

発明家(といっても失敗作が多い)の父が、珍しい物が好きな息子・ビリー(といっても出世コースをはずれた社会人)のクリスマスプレゼントに、出張先のチャイナタウンで買ってきた生き物「モグワイ」。小さく愛らしい見た目で、歌を歌ったり、人間の言葉を少しは理解できる利口な生き物。
ビリーはこのペットに「ギズモ」と名付けます。

モグワイを飼うためには、必ず守らなければならないことが3つあります。
●光に当てないこと
●水に濡らさないこと
●真夜中過ぎに食べ物を与えないこと

さまざまなアクシデントが重なり、この約束は次々とやぶられ、モグワイは増殖し、「グレムリン」へと変態するのであります。
グレムリンになると、爬虫類っぽい姿に変化し、体長も大きくなる。そして、ずる賢くて、凶暴で、めちゃくちゃな行動に走り、クリスマスの夜に街じゅうが大パニック!!!

お気楽なエンターテインメント作品ではあるけれど、人類への警鐘でもあったりして、意外と奥深い……?

【今日のまとめ】

1980年代はまだインターネットもケータイも普及しておらず、今の世界が未来で、SFのようなもの。

外国を知るのも映画くらいで、アメリカってこんなオシャレなんだぁと、子ども心にワクワクしていました。
映画の内容だけでなく、そこにある“外国”が新鮮でした。

当時はアメリカってすご~いと思いながら観ていたけれど、30年以上たった今では、また違った見方ができますね。

完璧を求めすぎて、失敗や失言が許されない今の世の中に必要な“ゆるさ”があると思います。
忙しい毎日がイヤになった時に、なんにも考えずに頭を空っぽにして観るとよかろう。


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■ラビリンス/魔王の迷宮(1986年)
監督:ジム・ヘンソン
製作総指揮:ジョージ・ルーカス
出演:ジェニファー・コネリー、デヴィッド・ボウイ


■グーニーズ(1985年)
監督:リチャード・ドナー
製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ
出演:ショーン・アスティン、コリー・フェルドマン


■グレムリン(1984年)
監督:ジョー・ダンテ
製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ
出演:ザック・ギャリガン、フィービー・ケイツ

隔週水曜更新。次回の更新は2/1(水)です。

更新日:2019/4/9

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