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【リアルライフ】特別編|「好き」がシゴトの原動力

働く女性を応援する『リアルライフ』。womo10月号は特別編!

イキイキと働く女性の共通点は、仕事に対して“好き”をたくさん見つけていること。決して楽しいことばかりではない仕事も、“好き”が増えれば姿勢が変わってくる。静岡で活躍する女性の仕事への関わり方をお手本に、楽しく働くヒントを見つけよう。

1.通所リハビリテーション駿府の杜 運動指導員 前島幸恵さん・望月寿世さん・荒見麻理さん

世間では“大変な仕事”と言われているけれど、「ありがとう」の言葉と笑顔をいただける最高の仕事です

前島幸恵さん(28歳)

写真左|入社1か月、要介護フロア担当。神戸で有料老人ホームの介護職員として働きつつ、介護福祉士の資格を取得。その後、地元・静岡に戻り、駿府の杜に入社。前職との違いに戸惑いながらも、利用者さまを支えるため日々奮闘している。

望月寿世さん(23歳)

写真中央|入社1年目、要介護フロア担当。介護職員だった母の影響や介護施設での職業体験を経て、小学生の頃から介護職を志望。夢を叶えた今は、理学療法士という新たな目標に向け、勉強に励んでいる。

荒見麻理さん(38歳)

写真右|入社6年目、要支援フロア担当。スポーツクラブのインストラクターを経て、駿府の杜の立ち上げメンバーとしてR&Oグループに入社。介護職の魅力と本質を伝えるため、現場に立ちながら後輩の指導・育成にも尽力している。


“スタッフと利用者”を越えた信頼関係

通所リハビリテーション施設「駿府の杜」は、高齢者の運動機能の回復・維持を図るリハビリに特化した施設。運動指導員の3人が携わるのは、要介護状態になる一歩手前の「予防リハビリ」だ。通常の介護施設よりも元気な利用者が多く、マシンを使った訓練やスタジオレッスンの指導が主な業務となる。前島さんは老人ホーム勤務から転職し、入社1か月。「利用者さまと“対等な関係”を築けることが一番の魅力であり、やりがいだと感じています」。一方的な介護ではなく、親密な交流を経てお互いを尊重する。そこには、ただの“スタッフと利用者”を越えた関係がある。

人と人とのふれあいで人間として成長できる職場

施設はフロアごとにリハビリ内容が異なるが、スタッフ間の垣根が低いため、行き来ができる。望月さんは「いろいろな現場を見て視野を広げることで、本当に必要とされている介護に近づける気がします」と語る。今は理学療法士を目指し、会社の支援を受けて資格取得に励んでいる。荒見さんは、現場で業務にあたりながら、後輩の指導に力を注ぐ。「この仕事は、タスクをこなして終わりではなく、“なにをしたら喜んでいただけるのか”に気づくことが重要です」。入社のきっかけは、人を支える仕事がしたかったから。「でも、反対に人生の先輩である利用者さまに励まされることも多々あります。今後はこの仕事の魅力を後輩に伝えていきたいですね」。


このシゴトのここが好き

利用者さまの笑顔が好き

3か月に1度体力測定があり、運動の計画書づくりや評価をおこなう。「頑張ってやってきた結果が出て利用者さまの笑顔がみられると、こちらも嬉しくなる」と荒見さん。


成長できる環境が好き

「利用者さまに“成長したね”“よくなったよ”と声をかけていただくこともあるんです」と望月さんは笑う。「利用者さまに認めていただけることで、成長を実感できます」。

前島さん、望月さん、荒見さんのシゴト場

R&Oリハビリ病院グループ 通所リハビリテーション駿府の杜

リハビリを主軸とした医療・介護・在宅医療サービスをグループ内全5施設でトータルに提供。発症から退院後まで、一人ひとりの生活をサポートしている。
住所)静岡市葵区追手町9-28 興産ビル5~9F
TEL)054-275-2001
休日)日
WEB)http://www.sunpunomori.com/


2.静岡市女性会館 Jo-Shizuメンターバンク事務局 岡村尚子さん

悩みを抱える女性の役に立てたとき「この仕事を選んでよかった」と感じます

岡村尚子さん(38歳)

浜松市出身。大学卒業後、輸入雑貨店の経営、福祉関連の仕事、インドでのボランティア活動を経て、NGOで8年勤務。2014年9月より静岡市女性会館へ。経理の仕事をしながら「Jo-Shizu(ジョシズ)メンターバンク」の事務局スタッフとして働く。


“キャリア相談”が縁を生み、悩む女性をサポートする側へ

静岡市女性会館が運営する「Jo-Shizuメンターバンク」は、自身の経験談やアドバイスを話してくれる身近な先輩=“メンター”を探せる、女性専用の人材データバンク。この運営事務やイベントの企画・開催などに携わる岡村さん。「仕事や将来に悩んだ時、自分の思いを話せる相談相手が身近にいない…そんな女性に利用していただいています。同じような境遇を乗り越えてきた先輩の話を聞くことで、問題解決のヒントを見つけてほしい」と話す。自身も、過去に女性会館へキャリア相談をした経験を持つ。「35歳の時、夫の転職を機に好きだった仕事を辞めることになり、急に先が見えなくなってしまって。その時、女性会館に相談をしたことで気持ちが随分楽になりました」。縁があり、のちに同館のスタッフとして働くことに。「メンターバンクの立ち上げから携わり、一から仕組みを作る難しさを感じました。でも喜びも大きく、この仕事がどんどん好きになりました。これからも静岡女性の活躍のお手伝いをしていきたいですね」。


このシゴトのここが好き

人との出会いが好き

メンター登録希望者との面談では、熱い想いを聞いて涙することも。同じ女性としていい刺激をもらえる機会に。


イベント・企画開催が好き

静岡で活躍する女性の話を直接聞けるイベントも開催。魅力的なイベントにするため、企画段階から奮闘する日々。


達成感が好き

メンターバンクは全国女性会館協議会で「事業企画大賞」を受賞。周囲からの評価は仕事を頑張るパワーの源。


岡村さんのシゴト場

Jo-Shizuメンターバンク事務局

住所)静岡市葵区水落町19-12-202
TEL)054-207-9001
営業時間)9:00~19:00
休日)土日祝
WEB)https://joshizu.aicel21.jp/
※主催)静岡市 男女参画・多文化共生課
※企画・運営)NPO法人 男女共同参画フォーラムしずおか

<Jo-Shizuメンターバンクとは>
悩みを相談できる身近な先輩=メンターが登録されているWebサイト。登録メンターは約100人。経歴やライフスタイルはさまざま。まずはホームページでメンターを探してみよう。

<イベント情報>
「女子きらっ☆メンターカフェ」
静岡で活躍する先輩女性から、リアルな経験談が聞けるイベント
■対象/静岡市・焼津市に在住・通勤・通学している10~40代の女性
■イベント内容・日時/ホームページにて
■応募方法/各日ともTELまたはホームページにて ※10/3(日)申込み開始(先着順)
■会費/各回1000円


3.POLA THE BEAUTY 静岡店 ビューティーディレクター 海野百合子さん

大好きな美容を仕事にできた今、働く楽しさを日々感じています

海野百合子さん(40歳)

金融機関の窓口業務などを経験。出産を機に「自分らしい仕事」を考えるようになり、かねてから興味があった美容業界への転職を決意。2016年からPOLA THE BEAUTY 静岡店へ。3歳と5歳の子を持つママでもある。


自分らしい仕事を求めて、金融業界から美容の世界へ

POLA THE BEAUTY 静岡店で、ビューティーディレクターとして働く海野さん。カウンセリングやエステを中心におこなっている。「肌の悩みだけでなく、体調やライフスタイルも含めて最適な美容法を提案しています。お客さまがより美しくなった時のイキイキとした表情を見ると、本当に嬉しくなりますね」。現職に就くまでは金融業界にいたのだそう。「1年ほど前に転機が訪れて、もっと楽しく働きたい、自立したいと思うようになって。POLAには新しい働き方があることを知り、自分の可能性を信じて頑張ってみようと決めました。昔からメイクが大好きだったので、今は憧れの美容業界で仕事ができて充実した毎日です」。


このシゴトのここが好き

お客さまとの時間が好き

お客さまとの信頼関係が深まっていくことが何よりの励み。「カウンセリングの時間をもっとも大切にしています」。


POLAの商品が好き

海野さん自身がPOLAのオーダー化粧品「APEX」の愛用者。自分が使っているからこそ自信を持って案内できる。


海野さんのシゴト場

POLA THE BEAUTY 静岡店

JR静岡駅から徒歩5分、葵タワー1階のサロン。POLAの高品質な化粧品を使ったメニューは定評あり。
住所)静岡市葵区紺屋町17-1 葵タワー1F
TEL)0120-566-227
営業時間)10:00~19:00(最終受付18:00)
休日)不定休


4.秀英予備校 総務課 佐藤深香さん

いつも新鮮な気持ちで仕事ができるのは、幅広い業務をおこなう“総務”の魅力です

佐藤深香さん(30歳)

都内の大学で教職課程を履修。就職活動では、教員にこだわらず広い世界を見られる教育業界に興味を持ち、秀英予備校に入社。本社スタッフとして、総務課で株式関連や社宅の管理業務など事務作業全般をおこなっている。


入社以来、総務ひとすじ! 秀英の根幹を支える業務

学習塾の秀英予備校で、総務として会社の管理業務全般を行っている佐藤さん。教育業界に興味を持ち、新卒で入社してから9年目となる。「デスクワークが中心ですが、さまざまな業務をおこなうので、どの仕事にも常に新鮮な気持ちで取り組めるのが魅力です。会社の方針を決めることや、対外的に会社の情報を発信していく機会も多いので、やりがいもありますね」。普段は生徒との直接的な関わりはないが、見えないからこそ意識して業務をおこなっているのだそう。「生徒や保護者のみなさま、株主さまのことは常に意識しています。これからも、地域の特色も活かしながら、みなさまに満足してもらえるように運営を支えていきたいですね」。


このシゴトのここが好き

やりがいのある業務が好き

年2回発行している“株主通信”の制作業務もおこなう。「何かを創り上げる作業は、大変な反面、達成感も大きいです」。


社員と接する機会が好き

社内でのやりとりが多い総務職。頑張っている社員に接するたび、自分のやる気もアップ。チームワークの良さも魅力。


佐藤さんのシゴト場

株式会社秀英予備校 本社

成績アップと第一志望校合格を目指す学習塾・予備校。一人ひとりに合わせた学習方法を提案している。
住所)静岡市葵区鷹匠2-7-1
TEL)054-252-1175
営業時間)10:00~19:00
休日)土日祝
WEB)https://www.shuei-yobiko.co.jp/


5.ヒューマンアカデミー静岡駅前校 キャリアプランナー 鈴木亜紀さん

自分が学んだ“心理学”の知識を活かし、受講生の夢を一緒に叶えることが喜びです

鈴木亜紀さん(35歳)

飲料水の製造開発会社に勤務しながら、3年間ヒューマンアカデミー静岡駅前校の心理系講座に通う。修了後、セミナー講師を経て、同校に転職。現在はキャリアプランナーとして受講生のカウンセリング業務などをおこなう。


心理系講座受講生から講師、校舎スタッフへ転身

ヒューマンアカデミー静岡駅前校で働く鈴木さん。自身も心理系講座の修了生であり、セミナー講師を経て校舎スタッフとなった。「将来に漠然とした不安を感じていた頃、ヒューマンの無料セミナーに参加したんです。そこで素敵な先生との出会いがあり、受講を決めました」。現在は心理学の知識と経験を活かし、受講生のキャリア相談やカウンセリングを担当。「相談後、スッキリとした表情で帰ってくださるときが嬉しいですね。夢を叶えていく姿をそばで見られるのが一番の魅力」。今後は受講生の就職までサポートしたいと話す。「修了後もたくさんのチャンスを与えられるよう、自分自身の知識はもちろん人脈を深めていきたいですね」。


このシゴトのここが好き

資格を活かせるところが好き

NLP、色彩心理などの知識を活かし、受講生の笑顔が見られる瞬間が好き。得意のカラーボトルで問題解決へ導くことも。


職場の雰囲気が好き

受講生、講師、スタッフの距離感が近いので、校舎全体が良い雰囲気。居心地の良い職場環境も魅力のひとつ。


鈴木さんのシゴト場

ヒューマンアカデミー静岡駅前校

資格取得、ステップアップを目指すスクール。心理学、ネイル、ブライダルなど多彩な講座あり。
住所)静岡市葵区紺屋町11-4 太陽生命静岡ビル5F
TEL)0120-15-4917
営業時間)10:00~21:00、土日祝~19:00
WEB)http://haa.athuman.com/


6.しずてつジャストライン バス運転士 草ヶ谷実希さん

“お客さまの毎日”に触れられる誇り高い仕事です

草ヶ谷実希さん(25歳)

路線バス運転士。飲食店の接客業から転職。当時はAT限定免許だったが、MT免許を取得して入社。“乗客にやさしい運転”を心がけ、日々の業務にあたる。現在は、高速線バス運転士を目指し、運転技術向上に努めている。


“バスを運転する自分”ってかっこいい!

しずてつジャストラインで、路線バスの運転士として働く草ヶ谷さん。元は飲食店で接客業をしていた。「バス運転士の自分を想像したときに、かっこいいと思った…そんな些細なことがきっかけでした」。しかし、応募にあたっては迷いがあった。「当時はAT限定免許でしたし、自分の運転がたくさんの方の生活に関わってくるという責任の重さは不安でした。でも、やる前から無理だなんて決め付けたくなかったんです」。入社してからは仕事に対する意識も変わった。「公共交通事業の担い手として“お客さまの毎日”に触れられることが誇りです」と草ヶ谷さんは胸を張る。「今後もお客さまの毎日を安全運転で支えていきたいです」。


このシゴトのココが好き

ステップアップできる環境が好き

ATの限定解除から始まり、今では運転技術を褒められることも。現在は次のステップの“高速線バス運転士”を目指している。


職場の雰囲気が好き

「20~60代の運転士全員が仲良しです」。40代や50代で転職してくる社員もいるが、すぐに馴染んで輪の中に入れるほど。


草ヶ谷さんのシゴト場

しずてつジャストライン株式会社

路線バス・高速乗合バス・貸切輸送など、公共交通機関として、さまざまな場面で地域の人々の生活を支えている。
住所)静岡市葵区宮前町28
TEL)054-267-5150(人事課)
営業時間)9:00~19:00
休日)土日祝
WEB)http://www.justline.co.jp/lp/


7.公文式 池新田西教室 指導者 大林由佳里さん

子どもが「できた!」と喜ぶ瞬間の笑顔や変化が、くもんの先生のやりがいです

大林由佳里さん(30歳)

歯科助手として2年勤務後、結婚。家庭との両立を考え“くもんの先生”に。週2日の教室運営とそれに伴う教室準備・保護者との面談、研修会への参加などをおこなう。6歳と4歳の子を持つママでもある。


生徒たちの成長を通して、自分も成長してきた9年間

“くもんの先生”として教室の運営をしている大林さん。結婚を機にフルタイムの仕事を辞め、家庭との両立ができる現職を選んだ。「私自身が公文での学習経験者だったこともあり、通っていた教室の先生に相談しました。研修で教材内容や公文式学習法について学び、開設に至りました」。長く続けてこられた理由をたずねると、「生徒の笑顔や、保護者からの感謝のメールやお手紙が何よりのやりがいですね。子どもたちの成長を日々感じながら、自分自身の成長も感じることができるんですよ」と答えてくれた。「先生としての経験は、我が子の子育てのヒントにもなります。今後も家庭を大事にしながら長く続けていきたいですね」。


このシゴトのココが好き

子どもたちの笑顔が好き

できなかったことができるようになったときの子どもの笑顔が好き。大きく成長する姿に、自分もパワーをもらっている。


家庭と両立できるから好き

週2日で指導時間は約5時間。準備や研修などは空き時間をうまく利用することで家庭とのバランスが取れている。


大林さんのシゴト場

公文式 池新田西教室

「一人ひとりの可能性を追求し、その能力を最大限に伸ばす」ことをモットーにした公文式の教室。
住所)御前崎市池新田2253-1
TEL)0537-85-3503
営業時間)火・金15:00~20:00
WEB)http://www.kumon.ne.jp/

更新日:2016/12/16
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