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山梨 身延町 ノスタルジックな空気を楽しむ、スローな旅を。

山梨 身延町 ノスタルジックな空気を楽しむ、スローな旅を。

静岡から、電車でも車でもアクセスの良い山梨 身延町。レトロな町並みを散歩し、まちの喫茶店でほっと一息。温泉で羽を伸ばし、地域の名産に触れ、老舗旅館で建築を楽しむようすを紹介。最後には、旅の醍醐味でもある身延のかわいらしいおみやげもチェック。

のんびり旅がしたい私にぴったりの場所 身延町。

山梨 身延町は、あたりを山に囲まれ、四季による景色の移り変わりが美しい場所。
身延山のふもとには「門内(もんない)商店街」、JR身延駅の向かいには「しょうにん通り」と2つの商店街があり、それぞれをゆっくりと歩いてまわることができる。

「スローペースな旅をしたい」そんな私にぴったりの場所だ。

中部横断自動車道の開通により静岡からもアクセスがよく、静岡市街地から車で約1時間。鉄道を利用するならJR静岡駅から普通列車で約2時間で到着する。

せっかくならば身延町をめぐりつくしたいと、1泊2日の旅を計画し、身延町へ向かった。

山梨県身延町へ旅に来た女性が門内商店街入口を歩いている写真

身延町に到着し、駐車場に車を停めて最初に向かったのは「門内商店街」。

身延の山々をのぞむゆるやかな坂に、喫茶店やお土産屋、旅館など、さまざまなお店が立ち並ぶ。商店街のレトロな空気感を楽しみながら、気になったお店に入ってみることにした。

身延町特産の湯葉を使った「ゆばまん」を味わえる『とうよう軒』。

山梨県身延町へ旅に来た女性が訪れたとうよう軒の店先で店主と笑っている写真

「ゆっくり休んでいってね」と、店主の佐野さん

身延町の特産品のひとつとして「ゆば」がある。日蓮聖人の健康を気づかう弟子たちが、滋養の付く食べ物をと作ったのがゆばの始まりとされ、精進料理にも欠かせない。

門内商店街にあるお土産屋『とうよう軒』では、お肉の代わりに特産品のゆばをたっぷりと使用した「ゆばまん」を味わうことができる。具には中華風に味付けられた椎茸やタケノコも使っているので、食感や香りもよく、ペロリと完食してしまう。

山梨県身延町にあるとうよう軒のゆばまんを割って中を見せている写真

店主の佐野さんとの明るい会話も楽しみながら、店内の休憩スペースでひと休み。
旅行先の人たちとの交流も、旅に素敵ないろどりを添えてくれる。

山梨県身延町の名産品ゆばまんの写真

「ゆばまん」を製造しているのは、身延町の『ゆば工房 五大』

とうよう軒----------
住所/山梨県南巨摩郡身延町身延3745
営業時間/8:00~17:00
電話番号/0556-62-0750
休業日/無休

ていねいに育てられた『武州屋』の干し椎茸を、おうちでも。

『武州屋』では、無農薬で栽培されている椎茸を使った干し椎茸などを取り扱っている。標高の高い場所でよく育つという椎茸。ここ山梨も産地のひとつだ。

山梨県身延町へ旅に来た女性が武州屋で干し椎茸を選んでる写真

「家庭用の干し椎茸は、少し形がいびつなものもありますが、味わいは贈答用のものと変わらないんです。自分のお土産として購入される方も多いですよ」と、スタッフの佐野さん。

武州屋の干し椎茸は、水で戻してダシとして使うだけでなく、戻した椎茸はパスタやアヒージョなどの料理にもとても合うそうだ。
カレーに入れるのも、お店の方がおすすめする使い方のひとつ。椎茸のダシとうまみが出て、深い味わいになるという。

山梨県身延町へ旅に来た女性が武州屋で干し椎茸を手に取っている写真

「家に帰ったら、どんな料理に使おうかな」そんなことを考える時間も、お土産選びの楽しみ。家庭用の徳用椎茸をひとつ購入し、お店をあとにした。

山梨県身延町にある干し椎茸などを扱っているお店武州屋

武州屋----------
住所/山梨県南巨摩郡身延町身延3850-1
営業時間/9:00~18:00
電話番号/0556-62-0331
休業日/不定休

『武州屋』公式Webサイト

老舗旅館の喫茶部『園林』で、本格スパイスのカレーに舌鼓。

山梨県身延町にある老舗旅館山田屋の喫茶部園林(おんりん)の外観の写真

軒先のアーチがかかった黄色いオーニングが目をひく

次に向かったのは、老舗旅館 山田屋の喫茶部としてオープンし、2022年で創業40年となる喫茶『園林(おんりん)』。

お店の扉を開けると、ふわっとスパイスのいい香りが。

『園林』は、カルダモンやクミンなど数種類の本格スパイスを使ったこだわりのカレーを中心に、トーストやドリンクなど喫茶メニューもそろっている。
牛丼カレーや焼きカレーなど、たくさん種類があり迷ってしまったが、一番人気だというハンバーグカレーとアイスコーヒーを注文。

スパイスの豊かな香りと甘みのあるカレーに、ジューシーなハンバーグがとても合う。
横浜に工場を構える『キャラバンコーヒー』の豆を使用しているアイスコーヒーは、すっきりとした苦みがあり、カレーとの相性も良い。

山梨県身延町にある老舗旅館山田屋の喫茶部園林(おんりん)のカレーとコーヒーの写真

カレーは一度食べたら忘れられない味。この味を求めて遠方からやってくる人も少なくない

付け合わせの「マンゴーアチャール」(マンゴーをマスタードオイルに漬け込んだもの)はインドのニューデリーから取り寄せている。インドでも付け合わせとして食べられているそうで、ガツンとした酸味とマンゴーのフルーティさが特徴で、カレーの味変としても楽しめる。

なぜカレーを中心にした喫茶を始めようと思ったのですか?という問いに、「身延 久遠寺といったらお釈迦さま。お釈迦さまといったらインド、インドといったらカレーだからね。それで、カレーを」とお茶目な笑顔で答えてくれた、店主の望月さん。
お店を始める前は特段カレーに詳しいわけではなかったというが、全国各地や本場インドのカレーを、実際に現地に足を運び研究し続けたことで“今の味”があるという。

山梨県身延町にある老舗旅館山田屋の喫茶部園林(温林)の店主望月さんの写真

お店で提供するカレーに使われているスパイスは、インドに住む友人から直接仕入れたもの。創業当時から、『園林』の味を支えている。

山梨県身延町にある老舗旅館山田屋の喫茶部園林(おんりん)でカレーをたべ

店内には落ち着いた音楽が流れ、身延のあたたかい日差しが差し込む。アーチ型の天井や、肘を置いてくつろげる緩やかな形のカウンターも、創業当時からのもの。
これらと望月さんのおだやかな雰囲気が相まって、『園林』にはとてもゆっくりとした時間が流れている。

店主との話にも花が咲き、ついつい長居したくなってしまう。

身延町は、日蓮宗の総本山である久遠寺への参拝客が多く、『園林』にも毎年、あるいは毎月訪れる人もいるそうだ。身延町を舞台にしたアニメのブームにより、最近では若い人もよく『園林』へ訪れる。

「どんなお客さんにとっても、いつも変わらないお店があって、いつも変わらないマスターがいて、いつも変わらないカレーがある。そんな安心感のあるお店でありたいと思っています」

園林----------
住所/山梨県南巨摩郡身延町身延3722
営業時間/月~金9:00~17:00、土日・祝8:00~17:00
電話番号/0556-62-0046
休業日/不定休

みのぶまんじゅう発祥の御菓子屋『甘養亭河喜』で、身延の歴史を感じる。

山梨県身延町にあるみのぶまんじゅう発祥の御菓子屋甘養亭河喜 (かんようていかわき) の外観の写真

続いて向かったのは、寛永3年創業の老舗御菓子屋『甘養亭河喜 (かんようていかわき) 』。
久遠寺の御用達として、金平糖や落雁(らくがん)など、代々御菓子作りを営んできた。身延町のお土産として有名な「みのぶまんじゅう」発祥の店としても名が知られている。

「みのぶまんじゅう」は、江戸時代初期、身延山で修行をする僧や参拝者嗜好品や土産品として開発されたものだそうだ。

山梨県身延町にあるみのぶまんじゅう発祥の御菓子屋甘養亭河喜 (かんようていかわき) のみのぶまんじゅうの写真

『甘養亭河喜』の「みのぶまんじゅう」は、素材にこだわり国産の小麦粉、北海道産小豆を使用した自家製餡を使っている。皮には醤油の入った秘伝の蜜をねりこみ、しっとりとした生地に、程よい塩気とやさしい甘みの餡が特徴的だ。

『甘養亭河喜』で味わうことのできる御菓子のひとつに、「揚げまんじゅう」がある。
身延に住む人たちが、家庭でみのぶまんじゅうを揚げて楽しんだことが商品誕生の由来だ。

生地は油で揚げることにより、香ばしさが増してまた違った味わいを楽しむことができ、
餡の甘みととても相性が良い。

山梨県身延町にあるみのぶまんじゅう発祥の御菓子屋甘養亭河喜 (かんようていかわき) の揚げまんじゅうを割っている写真

お店の前で揚げたての「揚げまんじゅう」をいただいている間も、観光客のほかに地元の人が御菓子を買いに訪れていた。地元に馴染むお店の姿に、なんだかホッとした気分になった。

「みのぶまんじゅう」の歴史を感じながら、現地でそれをいただく経験は、とても貴重なものだった。お土産を選びながら、お店の人に歴史について聞いてみるのもよい。

山梨県身延町にあるみのぶまんじゅう発祥の御菓子屋甘養亭河喜 (かんようていかわき) の菓子型がレイアウトされた店内の写真

菓子型がレイアウトされた壁が上品な雰囲気の店内。隣にはカフェが併設されている。「オールドノリタケ」や「バンクシー」などのコレクション品が並べられたギャラリーも併設(観覧には事前連絡が必要)

甘養亭河喜----------
住所/山梨県南巨摩郡身延町身延3678
営業時間/9:00~17:00
電話番号/0556-62-0029
休業日/不定休

『甘養亭河喜』公式ホームページ

遊郭建築が残る、『いさご屋旅館』でゆったり一泊。

山梨県身延町にある遊郭建築が残る『いさご屋旅館』の外観の写真

本日の宿は、明治4年創業の国の登録有形文化財、『いさご屋旅館』。
遊郭建築が現存する旅館として、建築のファンにも愛されている場所だ。

遊郭建築が残る、『いさご屋旅館』の周辺の写真

静岡県にある富士宮浅間神社の近隣の「富士宮御殿」と呼ばれていた建物を移築してできたという建物は、日本の歴史の移り変わりを感じることができることに加え、床のタイルや部屋の天井、館内の螺旋階段など、ひとつひとつが職人の手によって作られている所も見どころ。

「移築前の建物の装飾を残したい」という館主の畑野さんの想いが伝わってくる。そしてそれは、お客さまに宿を心から楽しんでもらいたい。くつろいでもらいたいという“おもてなしの心”なのだろう。

遊郭建築が残る、『いさご屋旅館』の客室部屋の写真
遊郭建築が残る、『いさご屋旅館』の玄関のタイルの写真

玄関のタイルは移築前のものがそのまま残っている。ひとつひとつが立体的に見えるように職人の手で組まれたもの

遊郭建築が残る、『いさご屋旅館』の竹が使われている天井の写真

部屋の天井は竹を使ったあじろ編みになっている


最近では、この遊郭建築に泊まりたいと、女性が一人旅で訪れることも多いのだとか。
『いさご屋旅館』の歴史や建物について興味があれば、畑野さんに尋ねて館内を案内してもらうこともできる。

「館内のことだけじゃなくて、宿周辺のことも気軽に聞いてもらえたらお答えしますよ」と畑野さん。身延で暮らす人の目線で、おすすめの場所を聞くのも楽しそうだ。

遊郭建築が残る、『いさご屋旅館』の館主と奥さまの写真

穏やかな雰囲気の館主 畑野さんと奥さま

館内でいただける料理は、「あけぼの大豆」や「ゆば」など、地元の食材を使った家庭的な料理。メニューは季節に合わせた創作料理など、畑野さんのお母さまと奥さまが一緒に考えている。

「自然豊かな身延町にせっかく来てくださったので、鳥の声や風の音を感じながら、身延の食材を楽しんで、ゆっくりと大切な時間を過ごしていただきたいですね」

テレビやスマホなどの便利なものから離れ、自分だけの時間を過ごす。
普段見えてこなかった自然や聞こえなかった音、ゆったりとした空気感を肌で感じ、夜はリラックスして眠ることができた。

いさご屋旅館----------
住所/山梨県南巨摩郡身延町身延3696
営業時間/9:00~19:00(受付時間)
電話番号/0556-62-0028
休業日/不定休

2日目の朝を迎え、『いさご屋旅館』をチェックアウトして向かったのは、JR身延駅前にある商店街「しょうにん通り」。
富士川をのぞむ景色が美しく、思わずカメラを持ってゆっくりと歩きたくなる通りだ。

山梨県身延町にある商店街しょうにん通りを歩く女性の写真
山梨県身延町にある商店街しょうにん通りで富士川を眺める女性の写真

みのぶまんじゅうを食べ比べ。

店舗ごとに味の個性を楽しめるみのぶまんじゅう。せっかくならいろいろな味を楽しんでみようと、今日はJR身延駅からすぐ、素朴な味のみのぶまんじゅうを楽しめる『栄昇堂』に向かった。

身延の自然を全身で感じ、最高のロケーションの中でいただく「みのぶまんじゅう」は格別。
甘さ控えめで塩気の効いたこしあんと、もっちりした皮が特徴で、思わずパクパクと食べてしまう。

山梨県身延町にある栄昇堂のみのぶまんじゅうを手に持っている写真
山梨県身延町にある栄昇堂のみのぶまんじゅうを食べている女性の写真

お店の隣のベンチに座り、富士川を眺めながら「みのぶまんじゅう」をパクリとほおばる

栄昇堂----------
住所/山梨県南巨摩郡身延町角打3024
営業時間/8:30~15:00(まんじゅうが売り切れ次第閉店)
電話番号/0556-62-1247
休業日/水曜

JR身延駅付近から車で約10分、少し足を伸ばし、身延山北部の国道52号線沿い、下山地区にある『さくら製菓』に訪れてみるのも良い。
3つの味を食べ比べると、それぞれに味の特徴が違い、発見がある。
よく見ると、まんじゅうの顔も少しずつ違っておもしろい。

山梨県身延町にある『さくら製菓』のみのぶまんじゅうの写真

『さくら製菓』のみのぶまんじゅうは、ふっくらとした厚めの生地が特徴。しっかりとした塩気がある

さくら製菓----------
住所/山梨県南巨摩郡身延町下山1857-1
営業時間/月~金10:00~18:00、土日・祝10:00~19:00
電話番号/0556-62-4180
休業日/無休

『身延町西嶋和紙の里』で、自分だけの作品をつくろう。

しょうにん通りから車で約20分。『身延町西嶋和紙の里』は、町の特産品「西嶋和紙」をつくる身延町 西嶋地区にあり、この地に伝わる和紙づくりの伝統に触れることができる施設だ。

多目的施設である「みすきふれあい館」、紙漉き体験工房「漉屋なかとみ」、おみやげ処「紙屋なかとみ」、身延の郷土料理が味わえる「味菜庵」と、4つの施設からなり、それぞれで異なる身延の魅力が楽しめる。

『身延町西嶋和紙の里』内にある、紙漉き体験工房『漉屋なかとみ』では、実際に和紙の原料を漉き、自分だけの和紙グッズを作る体験ができる。

今回はうちわを作ってみることに。

山梨県身延町にある『身延町西嶋和紙の里』で、町の特産品「西嶋和紙」を使ってうちわを制作している写真

紙漉き体験の講師、小笠原さん。体験者のペースに合わせて、明るく作り方のコツなどを教えてくれるので、楽しく体験が進められる

和紙の原料となる楮(こうぞ)を枠へ流し込み、うちわの骨組みをのせて、好きな色や模様をつけていく。

山梨県身延町にある『身延町西嶋和紙の里』で、町の特産品「西嶋和紙」を使ってうちわを制作している写真

うちわ作り体験の所要時間は、乾燥時間も含めておよそ1時間40分ほど。
売店でお土産などを見たりしていると、乾燥時間を待つ時間もあっという間に過ぎてしまった。

山梨県身延町にある『身延町西嶋和紙の里』で、町の特産品「西嶋和紙」を使ってうちわを制作している写真

完成した作品は、枠の形のまま持ち帰ることができるので、うちわの形に切り取った残りの部分は、本のしおりなどとしても使える。

山梨県身延町にある『身延町西嶋和紙の里』の和紙を見ている女性の写真
山梨県身延町にある『身延町西嶋和紙の里』の和紙を見ている女性の写真

『身延町西嶋和紙の里』内にある『紙屋なかとみ』では、西嶋和紙をはじめとした全国の和紙とグッズを取りそろえている。ぐるっと店内を見て回るだけでも圧巻の品ぞろえ。

旅の思い出や友人へのお土産に、和紙を使ったかわいらしいグッズを探すのもよい。

山梨県身延町にある『身延町西嶋和紙の里』の外観の写真

身延町西嶋和紙の里----------
住所/山梨県南巨摩郡身延町西嶋345
営業時間/9:00~17:00
電話番号/0556-20-4556
休業日/火曜(祝日の場合は翌日)、年末年始

『下部温泉会館』の温泉につかる、癒しの時間。

山梨県身延町にある下部温泉の外観の写真

『身延町西嶋和紙の里』から車で約17分、JR下部温泉駅から徒歩約10分のところにある『下部温泉会館』は、日帰り温泉が楽しめる公衆浴場だ。
身延町にキャンプに訪れた人や、温泉ファンが訪れるという『下部温泉会館』は、外観がとてもレトロでかわいらしい。
えんじ色の「ゆ」の暖簾をくぐると、「こんにちは」とスタッフの方がやさしく出迎えてくれた。

「いろいろなところにお出かけして、体も疲れただろうからゆっくり浸かっておいで」
と声をかけてもらい、さっそく温泉へ。

山梨県身延町にある下部温泉の浴室の写真

爽やかな自然の風が入ってくる浴室は、日差しを浴びてお湯がキラキラと光る。
外の自然を眺めながら、じっくりと浸かることができるのが魅力。

山梨県身延町にある下部温泉の浴室の写真

日本の名湯100選に選ばれている下部温泉のお湯は、泉質も優れており、古くから湯治場とし有名だ。

山梨県身延町にある下部温泉の休憩スペースで水を飲んでいる女性の写真

お風呂上がりは、身延町の山々を眺めることができる館内の休憩スペースでほっと一息。
心も体もさっぱりとして『下部温泉会館』をあとにした。

山梨県身延町にある下部温泉ののれんをくぐる女性の写真

下部温泉会館----------
住所/山梨県南巨摩郡身延町下部1130-1
営業時間/10:00~17:30(最終受付17:00)
電話番号/0556-36-0124
休業日/年末年始

身延のお土産、集めてみました。

わくわくしながら土産を選ぶ時間は、旅の醍醐味でもある。身延町の特産品をはじめ、自分用にも知り合いに贈っても喜ばれるような素敵なお土産をピックアップしてみた。

山梨県身延町のお土産の写真

右上:みのぶまんじゅう/
上…『さくら製菓』の「みのぶまんじゅう」。大きめでふわっとした生地に、塩味がしっかり効いていて食べ応えがあるのが特徴。
中…『甘養亭河喜』の「みのぶまんじゅう」。素材は国産にこだわり、餡を自家製で製造。やわらかな甘味の餡と、濃色の生地の塩加減が絶妙に合わさる、元祖みのぶまんじゅう。
下…『栄昇堂』の「みのぶまんじゅう」。甘さ控えめで塩気の効いたこしあんと、もっちりとした生地が特徴。素朴な味わいで、軽めなので次々と手が伸びる。

左上:『みのぶゆばの里』生湯葉(左:清流、右:たわら)/「清流」は、引き上げたゆばをそのまま10枚重ね、ゆばとゆばの間の豆乳が味を一層引き立てている。ほのかな甘みがあるのが特徴。「たわら」は、引き上げたゆばを豆乳を切ってからふっくら仕上げている。やわらかい食感が特徴。どちらも『みのぶゆばの里』で購入可能。

右下:『山叶製紙』西嶋和紙ミニチュア半紙/身延町の和紙メーカー『山叶製紙』から出荷される半紙一〆(ひとしめ)の梱包を、ミニチュアサイズで模した書道用紙セット(4種入り)。メモ帳、ミニ一筆箋としても使うことができる。『身延町西嶋和紙の里』内『紙屋なかとみ』、『山叶製紙 』オンラインショップなどで購入可能。

左下:『武州屋』徳用椎茸/お土産としても最適な、無農薬の干し椎茸。贈答品と比べて形はいびつだが、味や香りは変わりなくさまざまな料理に使えるので家庭用にもぴったり。
『武州屋』店舗、オンラインストアで購入可能。


今回の旅を通して、ここでしか味わえないおいしいものとの出会いや、ここでしかできない体験ができた。
そして、身延町の豊かな自然や、旅で出会ったおだやかな人々の“スローな空気感”が、私の心と体をリフレッシュさせてくれた。

「忙しい生活から離れて、非日常を味わいたい」そんなみなさんもぜひ一度、身延町を訪れてみてはいかがだろう。

身延町へのアクセスについて

【車】
新清水JCT-(中部横断自動車道)-身延山IC-身延 …約30分

・身延山ICからしょうにん通りまでは約3分、門内商店街までは約13分
・駐車場も各所にあり、JR身延駅近くのしょうにん通りには2時間無料駐車場あり

【電車】
JR身延線直通特急
JR静岡駅-(JR東海道線・身延線直通)-JR身延駅…約1時間20分

JR東海道線・身延線 普通
JR静岡駅-(JR東海道線/普通 約30分)-JR富士駅-(JR身延線/普通 約1時間15分)-JR身延駅

【高速バス】
JR静岡駅前-(国道1号線/新東名高速道路/国道52号線)-身延…約1時間10分

身延町へのアクセスについて詳細

身延町の観光スポット、魅力についての情報がいっぱい!「みのラブ」

「身延町観光課」公式Instagram

アンケートに答えて身延町特産品「ミネラルウォーター」をもらおう

山梨県身延町の特産品ミネラルウォーター(みのワンパッケージ)の写真

コラムを読んでアンケートに回答してくれた方の中から抽選で5名に身延町特産品の「ミネラルウォーター(500ml・24本)」をプレゼント。
応募期間:~2022年10月31日(月)

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更新日:2022/8/9
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