【はさみます。本店】野菜をたっぷり挟んだサンドイッチ専門店が2021/4/29（木）に駒形にオープン

たっぷりのフレッシュ野菜とチキンなどの具材を挟んだボリューミーなサンドイッチ専門店が、七間町・人宿町エリアのすぐ近くの静岡市葵区駒形にオープンした。イレギュラーでフレンチトーストやフルーツサンドも店頭に並ぶことも。代表の北村晋太郎さんにお話をうかがった。

2021/4/29（木）OPEN！グルメ・駒形「はさみます。本店」

「はさみます。本店」のボリュームたっぷりのサンドイッチ

七間町・人宿町エリアのすぐ近くの静岡市葵区駒形にオープンした「はさみます。本店」。
野菜がたっぷり入ったサンドイッチでボリューミー。女性なら一つでも十分満足できそうだ。

メニューは常時8〜9種類で、380〜550円といった価格帯。
てりやきチキン、ハニーマスタード、ジャーマンポテト、ハムチーズ、えびアボカド（完熟アボカドがない場合はお休みのことあり）、たまごといった定番メニューに、その日や週替わりのメニューが登場する。
「てりやきチキンはお子さんに人気で、えびアボカドやハニーマスタードは女性に人気。マスタードやベーコン、たまごを使い、お芋のごろっと感を残したジャーマンポテトは男性に人気がありますね。ハムチーズはお客さんのリクエストから生まれ、最初は週替わりだったんですが、人気があり、レギュラーメニューにしました」。

彩りを持たせるためにサラダ菜と一緒に挟んだたっぷりのレタスと具材をサンドしたサンドイッチは、包む前は高さ10cmにもなるという。
基本的につくれるものは北村さん自身で手づくりしているそうで、マヨネーズもつくっているというから驚きだ。

「はさみます。本店」ではイレギュラーでスイーツ系サンドイッチも登場！

時には自家製カスタードとクリームを合わせたチョコバナナサンドやマスカルポーネバナナ、パイナップルといったフルーツサンド、手間ひまかけてつくる「はさみません。フレンチトースト」が登場することも。主には休日中心だそう。

フルーツサンドやフレンチトーストはすぐ売り切れてしまうそうなので、見つけたらぜひ購入したい。

ちなみに取材した日はサバサンドが店頭に並んでいたが、こちらは年配のお客さんに好評だった。朝10時半からの取材だったが、お客さんが次々に来てどんどん売れていく。
「最近、テレビに出させてもらったばかりなので、今はお客さんが多いですね」と笑う。放送後の週末は150個用意したサンドイッチがわずか50分で完売したそうだ。

パンは静岡市葵区平和にある「フローラー洋菓子店」のものを使用している。
「『フローラー洋菓子店』は、自分が子どもの頃から親しんでいたお店なんです。パンのみみの部分までふんわりとしておいしくて。『フローラー洋菓子店』の8枚切のパンを使わせてもらっています」。

「はさみます。本店」の代表はロードレーサーの顔も持つ

代表の北村さんは、まだ20代前半。
実家が飲食店だったこともあり、自然と調理の道へ。鈴木学園で調理師の免許を取得した後、介護施設の社員食堂に勤務した。
「鍋ひとつでいろいろなものがつくれるということもあって、学校では中華を専攻していました。実は高校1年生の時から自転車に興味を持ち始め、高校2年生の時からは自転車店でアルバイトをスタート。大会に出るなど本格的にやっていたんです。介護施設に就職したものの自転車との両立が難しく、それなら自転車店に勤務しようと思ったんです」。
介護施設の仕事を辞めてからは高校生の時にもアルバイトしていた静岡市葵区大岩にある「サイクルショップ・ボンズ（Cycle Shop BONDS）」で仕事をしながら、毎週400kmも自転車に乗るという生活を送る。

そんな北村さんに転機が訪れる。サンドイッチ店をやってみないかと声をかけられたという。せっかく専門学校まで行って資格をとった調理師免許。自転車店での仕事もいいが、せっかくならチャレンジしてみようとサンドイッチ店を出すことにしたという。
「お店を出すにあたっては『サイクルショップ・ボンズ（Cycle Shop BONDS）』の社長に本当にお世話になりました。知識ゼロからのスタートだったので、右も左もわからなくて。いろいろ教えてもらったんですよ」。

「店名は工務店を営む親戚に相談したところ、『はさんじゃいます』はどう？と聞かれたので、それはちょっと長いかなと思って『はさみます』にすることに。でもそれだと電話が出にくいので『はさみます。本店』にしようと思ったんです」。“本店”とついているからといって、今のところ多店舗展開を考えているわけではないそうだ。でも、インパクトある店名なので覚えやすい。
「よく『何屋さんですか？』とは聞かれますね。それもちょっと狙ってはいます」と笑う。

お店にしている部分は狭いが、奥が厨房になっていて、実は結構広い。
「この建物、1棟貸しになっていて、実は2階も3階もあるんです。もともと使える状態ではないほど荒れていたので、費用の関係から改装できたのは1階部分のみなんです」。
北村さん一人でお店を営んでいるため、早朝から仕込んで、オープン時間帯は追加調理はできずに接客のみ。自転車に乗る時間を確保するためにも、今のやり方が合っているのだそう。

「はさみます。本店」の今後の新メニューにも期待大！

「学校では中華を専攻にしていたこともあり、今、麻婆豆腐を使ったサンドイッチも考案中なんです。普通の豆腐を使うと水っぽくなってしまうので高野豆腐がいいかなと考えてはいますが、なかなか難しいですね。夏までにできたらいいな。あと、小豆を使ったものもできたらと思っています」と話す。
麻婆豆腐のサンドイッチなんて、なかなかない。でもおいしそうだ。

「自分が自転車というスポーツをやっていることもあり、体に悪いものは入れたくないと思っているんです。マヨネーズを手づくりするのもそのためです。うちのサンドイッチは一つで野菜もタンパク質も摂れるので、自転車に乗る時に持っていくのにも手軽でいいなと思っています。自転車の方、バイカーの方にもぜひご利用いただけたらと思います」と話してくれた。