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コラム

編集部が注目するスポットやトレンドなど、女性が気になる地元の楽しみ方をまとめた「コラム」。
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womoシネマ伝道師こしあんの『ぐるぐるシネマ迷宮』 筆者だけの思い出調味料満載の懐かし作品から、あまり共感を得られないようなディープな作品まで、密かな魅力いっぱいのシネマ迷宮へようこそ。出口はたくさんあります。 ライター:こしあん

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【臨時号】フラワーショウ!(2016年)

ローズより~、普通に~、雑草が好ーきー

筆者:こしあん
映画・海外ドラマ、読書、お笑い、カメが大好き。
怖がりのくせにホラーとミステリーが大好きで、生まれ変わったらFBI捜査官になりたい。
休日にどれだけ家にこもっていてもまったく苦にならない超インドア派。
ゆるい解説と小学校から上達していないイラストで、好きな映画を紹介していきます。

フラワーショウ!(2016年)

9/2(金)に開催されたwomo主催の特別試写会。
第2回目の映画は『フラワーショウ!』。
「静岡シネ・ギャラリー」にて、9/16(金)まで上映予定、東部エリアは「シネプラザサントムーン」にて、同じく9/16(金)まで上映予定です。
西部エリアは「CINEMA e~ra.」にて、9/17(土)~9/30(金)まで上映予定です。


前回の試写会『ブルックリン』に続き、ヒロインの出身は同じくアイルランド(の田舎)!

『フラワーショウ!』は実話を元にした作品。
有名なガーデンデザイナー・シャーロット(高慢で強欲、でも美人)にコキ使われた上に、長年描きためていたデザインノートまで盗まれてクビになったメアリー。コネもお金も経験もない彼女が、どん底から立ち上がり、<チェルシー・フラワーショー>の金メダルを目指す!

<チェルシー・フラワーショー>はロンドン・チェルシーで毎年開催され、100年以上の歴史を誇るガーデニングの世界大会です。

(c) 2014 Crow's Nest Productions

精霊も味方する“雑草魂”

(c) 2014 Crow's Nest Productions

小さい頃から大自然に咲く雑草を愛し、なるべく自然を壊さずに美しい調和がとれた庭をデザインしたいという夢をもつメアリー。
この役を演じた女優さんは初めて見ましたが、キレイすぎないところが実にいい!!!
まさに、【大地にしっかりと根を張り、困難な状況の中でも力強く咲く、生命力にあふれる野草】というイメージにぴったり。

メアリーは両親から「人と自然は共存している」ということを教えられ、野草やサンザシの木々に囲まれた森や、ストーンサークルで遊びながらのびのび育っています。
精霊に見守られている子どもです。

そんなメアリーが、権威主義がはびこる保守的なフラワーショーに、華やかな花を使わずに雑草とサンザシの木だけという型破りなアプローチで挑みます。
自然と人が共生し、癒され、自然保護への思いを込めたデザイン「ケルトの聖域」。
この庭を完成させるには、植物学者・クリスティの力が絶対に必要。
そしてこのクリスティには、ほのかな恋心も寄せていたりして、その展開にもハラハラ・ドキドキ。

(c) 2014 Crow's Nest Productions

そういうショーには協力したくないという彼を説得するため向かうのが、アフリカ・エチオピア。
そこで砂漠の緑化プロジェクトに奮闘するクリスティとメアリー。
この映画の中で私が一番好きなシーンです。

(c) 2014 Crow's Nest Productions

雄大な大自然のパワー

あー、これどっかで見たことある! そう、世界遺産!!
一瞬にして私の脳ミソ総動員。10年くらい前に「世界遺産検定」のために勉強した記憶がよみがえってきました。友人3人と一緒に、いい歳してファミレスで勉強したなぁ~。学生の試験勉強とは違って、新鮮で楽しかったな~。
一応、検定は受かりまして、当時は「シルバー」という称号でしたが、現在の「2級」に該当するようです。
でも勉強したことはもうすっかり忘れてしまっているので、あんまり難しいことは聞かないでくださいね……。

話がそれましたが、エチオピアの世界遺産「ラリベラの岩の聖堂群」が、映画の中に出てくるんです。

小汚いなぐり書きで「エチオピアの半分はキリスト教徒」とかメモってありますね……

“エチオピア高原北東部、標高3000mの地ラリベラには、岩盤をくり貫いて造られた聖堂群が点在し、そのうちの11の聖堂が世界遺産に登録されている。”
『世界遺産学検定 公式テキストブック3(講談社)』より


そんな私の個人的な思い出はさておき、雄大なエチオピアの大自然が本当に素晴らしくて。
画面を通してでも伝わるパワーってすごいですよね。
メアリーが叫びたくなるのもわかります。

(c) 2014 Crow's Nest Productions

エチオピアの砂漠の緑化プロジェクトは、新妻香織さんという日本人女性が中心となって進めており、それもなんだかうれしかったですね。

日本人の自然に対する畏敬の念のようなものと、ケルト民族の自然崇拝って、どこか通じるものがあるようにも思います。

(c) 2014 Crow's Nest Productions

環境問題というと難しく考えがちで、あんまり声高に叫ばれると「う…うん…、なんか、ごめんなさい」という気持ちにもなってしまいますが、この映画は自然保護へのメッセージをさらりと入れつつ、あくまでも主人公メアリーの物語として素直に楽しめます。

アイルランド、イギリス、エチオピア。
それぞれの自然の大いなるパワーを感じる作品です。
大自然の美しいシーンがたくさんあるので、観るだけで森林浴でもしたかのような癒しをもらえます。


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■フラワーショウ!(2016年)
出演:エマ・グリーンウェル、トム・ヒューズ
監督・脚本:ヴィヴィアン・デ・コルシィ
公式HP

2016/9/7

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